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湾岸戦争のハイテク兵器



 1991年に起こったイラク対多国籍軍の湾岸戦争はそれまでの戦争のやり方に革命をもたらした戦いでした。湾岸戦争は宇宙技術などのハイテク兵器を駆使して行われた初めての戦争で、トマホークやパトリオットといった新型兵器が日本でも話題になりました。

 トマホークは一般に巡航ミサイルと呼ばれますが、ただの長距離ミサイルとはわけが違います。こいつの凄い所は1000キロを超える航続距離を持つにもかかわらず、広い領土内のたった1つの建物をねらう恐るべき命中精度、さらに敵の警戒網をくぐりぬけ、どこからともなく現れるところです。
トマホークを使う際にはまず準備として、スパイ衛星を総動員して敵領土の詳細な地図を作成し、標的とする敵基地、安全にそこまでたどりつける経路を決定します。
そしてトマホークに搭載されているコンピューターにそれらのデータ、及び標的の映像をインプットし発射します。
発射されたトマホークはレーダーとジャイロスコープを用いて、進路や姿勢を与えられた情報と照合しながら、正確に目的地に向かって飛行します。
目的地に着くと、トマホークはカメラを出して標的を捕そく、正確にこれに命中します。この新戦術、ピンポイント爆撃はイラク軍を圧倒しました。
 パトリオットは敵の長距離ミサイルを空中で撃ち落とすミサイルで、次のようなしくみで敵ミサイルを迎撃します。
まずDSP衛星と呼ばれる軍事衛星が、イラク領内の長距離ミサイルの発射を探知、ミサイルのデータを通信衛星を通してアメリカ軍の司令部へ送ります。
司令部ではそのデータを分析し、着弾地点や時刻を予測、通信衛星を通してパトリオット管制施設へ迎撃命令を出します。
するとそこにあるパトリオット誘導レーダーが飛んできたミサイルをキャッチし、そのデータをもとにミサイルの進路を計算、パトリオットを発射し命中させます。
多国籍軍はこのパトリオットで、イラクのイスラエルを戦争に巻き込もうという目論見をつぶしたのです。

 このように圧倒的な威力を発揮し、戦争の常識をくつがえしたハイテク兵器ですが、1つだけ欠点があります。それはお金がかかる事。
パトリオットの値段は一発6000万円、トマホークにいたってはなんと一発1億8000万円!!!。(ちなみにイラクのスカッドは2000万円程度といわれている)
しかもパトリオットは必ず複数をいっしょに使用するし、宇宙技術関連の設備や施設の運用もはんぱな金額ではすまされません。
この最新技術での戦争は確かに強いですが、使うのはどうしても必要な場合に限り、使う際にはできるだけ短期間で終わらせるように注意しなければならないようです。






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